日本「出版大崩壊」の中国出版業界に与える示唆について[日语论文]

要旨

中国の出版業の発展とともに、いろいろな問題が出てくる｡本が売れないとか、書店が次々と廃業してゆくとか、人文社会科学系取次店が倒産していくとか、新古書店の急増で新刊書の売れ行きが減少し著作家の収入が減るとか、大量な新刊の発行による次から次へと返品が出てくるといった深刻な間題が山積している。20世紀90年代の日本の出版業界を顧みれば、今の中国の出版業と同じような問題があったということが見られる｡

本論は先行研究を踏まえた上で、まず日本出版業が崩壊した現象を述べる。例えば1997年以来全日本の書籍の返品率が平均30%以上になるとか、出版市場の規模の急激的な縮小とか、作家の収入が大幅に減るといった現象である。そして日本の出版業がこんなに深刻な問題が発生した原因を述べる。例えば日本出版制度の問題、社会制度の不良、出版社と書店のバブル路線などの原因が見られる。さらに、中国今の環境及び中国出版業の歴史と現状を結びつき、日本出版業の崩壊現象ということから中国出版業の発展への示唆に導くことが出来ればいいと思われる。

キーワード：日本出版大崩壊；原因；中国出版業；示唆