｢趙雲｣と｢真田幸村｣の性格についてー乱世中の忠義をめぐって[日语论文]

要旨:中国には大昔から｢忠君｣という思想が有り、｢三綱五常｣に｢君為臣綱｣という説もある。特に昔の乱世中、臣民として｢忠義｣を持つのは皇帝にとってとても大切だけでなく、時々国の興廃までにつながった。ですから、｢忠義｣は今までも人柄の評価基準の一つとして伝われてきた。中日両国は一衣帯水の隣国として、貿易と文化の交流がすごく頻繁になっている。そして、中国の｢忠義｣思想は日本に伝わり、武士道精神のいくつかの理念と一致するところがある。本文は｢忠義｣を切り口にして、中国三国時代の趙雲と日本戦国時代の真田幸村について比較対照する。二人の性格特徴の分析を通して、それぞれの性格の養成原因を探求し、文化が近似している両国で同じ思想はどのように影響しあうのかを探求する。中日文化の相互理解を深め、両国文化の交流を促進し、日本語の学習者に啓発するのを目的とする。

キーワード:忠義；対照；相互影響；性格養成