朱子学が徳川幕府の正統思想になる原因について_日语论文

要旨

中国の正統思想といえば、儒学を想起される場合が多い。宋代以降、朱子学は中国の正統思想になる。中国に限らず、日本や朝鮮（今の韓国と朝鮮民主主義人民共和国）更に東アジア諸国は朱子学の影響を受けている。

朱子学は，日本には５世紀のころ伝えられたと言われ、政治や社会に影響を与えきたが，最も盛んになったのは江戸時代である。徳川家康に仕えた藤原惺窩や林羅山は朱子学者であったため，朱子学が幕府や諸藩で盛んになり，封建制度をささえる道徳として発達した。

まず、先行研究を参考し、「朱子学」に関係する定義をまとめた。また朱子学、陽明学、キリスト教を詳しく紹介した。最後、この三つの思想を比較、朱子学が徳川幕府の正統  思想になる原因を考察した

朱子学の官学化の原因を内在と外在の二つの方面から考察した。まず朱子学の伝入と官学化の過程について考察した。朱子学は江戸時代前に既に日本に伝入した。江戸時代に入ってから、朱子学は独立で発展し始めた。その時、大勢の優れた朱子学者が出た。朱子学の学者の推進と徳川幕府の支持により、朱子学は官学になった。

官学化の内在原因ついて、朱子学の徳川幕府への適応性と思想間の比較から論じた。朱子学は対立の中で、優位を占めるようになった。外在的原因にいて、朱子学は徳川幕府の為政の合理性に理論支持を提供した。また、朱子学の道徳論は道徳秩序の再建に役立て、身分制度を支持したばかりでなく、社会を安定させた。また、徳川幕府の為政者の支持も朱子学の官学化の重要な外在的原因の一つである。

キーワード：朱子学 陽明学 キリスト教 徳川幕府 官学