中国宋代风俗画与日本浮世绘比较研究[日语论文]
中国宋代風俗画と日本浮世絵の比較研究について

要　　旨

浮世絵は西方の近現代芸術に明らかな影響を与えたと言われている。１９世紀後期には、浮世絵はイノベーションを求める西洋人にフレッシュに富む東方芸術の代表というように見られた。宋代絵画は中国古代絵画の頂点を代表する、宋代風俗画はその中の最も重要な一部である。表現題材は歴史も庶民生活も含まれている。一方、通俗の意味から言えば、浮世絵は日本江戸時代に生まれた風俗画である。なぜ中国宋代風俗画ではなく、日本浮世絵が西洋芸術に深刻な影響を与えたのだろうか？
本文は宋代風俗画と日本浮世絵の発展概観、表現手法、芸術風格、影響から客観的な比較分析に基づいて、両者の芸術特徴の共通点と相違点を探し、そして民族や社会文化の原因を分析して、それを組み合わせ、最終的に「なぜ浮世絵は西方の近現代芸術に明らかな影響を与えたか」の総合的な原因を出す。
宋代風俗画と浮世絵はすべて世界文明の流れの中で優れた芸術文化であり、特に東方芸術の林の中では、日中両国の文化記号として風俗画と浮世絵はとっくに両国の由緒に濃厚な民族特色と時代烙印を持っている。一方、芸術多元化の今日、私たちの芸術クリエイターは伝承と革新の尺度をもっとよく把握し、民族芸術と輝かしい歴史をよく継承することと同時に、絶えず新陳代謝を繰り返して、光彩を咲いて、ますます盛んにしていく。宋代風俗画と日本浮世絵の研究は、両国の互いの参考と交流、新興芸術の派生、民族文化の発揚として重要な現実的な意義を持っていると思う。

キーワード：宋代風俗画  浮世絵  経済発展  庶民生活  民族性格