从无印良品看日本回归原本的审美观[日语论文]無印良品から見る「素」の美意識
摘　　要
近年来，在经济高速增长的环境下，伴随着个人所得收入的快速增加以及生活水平的提高，世界市场作为广阔的消费市场正在发生着改变。围绕着人们生活的商品呈现了两极化。一方面是使用新奇的素材、特殊的造型展现商品的独特性，提升品牌的评价，从而开拓出喜欢高价位的客户层。另一个则是极力降低价格、用最便宜的素材、尽可能的省略生产流程，在劳资低廉的国家生产的商品。在这种背景下诞生的无印良品隐含着批判这两者消费行为的精神，希望能对生活真正有益，对商品的品质与价格重新定位。
无印良品一直在摸索最适合的素材、制法以及形式，以“回归原本”为宗旨，表现出了日本的审美观——简素不是单纯的朴素，而是凌驾于豪华的魅力。那样的审美观在开始得到世界越来越多人的认同的现在，并且随着时代对品质的追求，为无印良品的成功开辟了新的道路。
关键词：无印良品；回归原本；企业理念；以人为本
要　　旨
近年の高い経済成長を背景とした急速な個人所得の増加及び生活水準の向上に伴い、世界の市場は巨大な消費市場として変貌しつつある。人々の生活を取り巻く商品のあり方は二極化している。ひとつは新奇な素材の用法や目をひく造形で希少性を演出し、ブランドとしての評価を高め、高価格を歓迎するファン層をつくり出していく方向である。逆に、もうひとつは極限まで価格を下げていき、最も安い素材を使い、生産プロセスをぎりぎりまで簡略化し、労働力の安い国で生産することで生まれる商品群である。その背景に生まれた無印良品は、そのような状況への批評を内側に含むものとして、くらしに本当に役に立つ商品の品質や価格を見つめ直し始めた。
無印良品は、最適な素材と製法、そして形を模索しながら、「素」を旨とする日本古来の美意識――つまり簡素であることは単に質素ではなく、時に豪華を凌駕する魅力を持つという考えを表している。その美意識が世界の多くの人々の共感を呼び始めている現在、これからの時代に求められる良品像について、無印良品の成功は新しい道を示している。
キーワード: 無印良品 素 企業理念 人本位