中日文化産業における国際競争力の如何を考える[日语论文]

要旨

文化産業とは、今日のある工業標準により文化商品・サービスの生産、再生産、貯蔵と分配の活動という経済活動を言っている。

文化産業の種類は多い。中国文化産業データベースによると、11種類の産業が文化産業に属すると言われている。アニメとコミック、ゲーム、映画・テレビと娯楽、文化旅行、出版・印刷、造形美術、広告・展示産業、創意産業、ネット文化、文化遺産保護、公衆文化サービスなどが挙げられている。多くの文化商品は実物を通して、精神内容（知識、躾、文化など）を表す。文化産業は先端知識性産業であり、主に知識、デザイン、先端技術などの先端生産要素で生産活動を行う。したがって、高報酬、高付加価値が特徴である。

文化と経済が互いに融合している今日、経済学から文化産業の問題を分析、研究することがより重要になってきた。欧米の大学では、文化産業専門課程の設立の動きも見せている。国民経済システムの重要な構成要素の一つとして、文化産業は経済レベル、生産力、政策、国際環境、外交などにも影響している。

本論文は、中日文化産業の現況と国際競争力を中心にし、近年の文化産業の発展特徴を分析した。中日文化産業国際化の制限、不足、長所を分析し、その長所を維持する方法を探るとともに、世界各国・地域の文化産業発展状況、政策の実施状況などの分析に通じて、中日文化産業の短所と長所、中日両国の事情に合う解決案、中日文化産業の成長・産業自身創造能力の推進などを試みた。

中日文化産業の発展現状から見ると、様々な問題点が見られ、その解決方法などにおける研究が必要となっている。本研究での成果が文化産業の促進に役立てればと願っている。

キーワード　文化産業　国際競争力　産業園建設　文化政策