現代日本女性における就職の特徴に関する一考察[日语论文]

要旨

日本は今世界でも少子化の趨勢が最も著しい国家の一つである。結婚しない、晩婚の人数が増加しているに従って、出生率は年々少しずつ減少しており、人口の減少、高齢化、労働力の不足などの問題は日に日に深刻になっている。日本は将来、労働力不足、経済成長の鈍化、社会保障体系の崩れなど一連の問題に直面すると思われる。この背景に、いかに日本国内の女性労働力を活用するかということは、これらの問題を解決する鍵である。

日本においては、これまでも女性の両立支援策や男女雇用機会均等施策を通じて、女性の就業支援が実施されてきた。しかし、こうした取り組みにも関わらず、日本の女性就業の特徴として、いわゆるM字カーブで示されている通り、結婚・出産を機に一度離職する傾向が強く、その再就職先としてはパート・アルバイトが最も多くなっている。女性の労働力率が上昇しないことや、両立支援策のもう一つの目的である少子化対策も功を奏していないように見える。 

拙論では、まずは現状·問題意識として、日本女性就業の動向と特徴を探り、現代日本女性の就業状況はどのように変化してかたか、どんな特徵があるかを明らかにする。その上、社会、経済および意識などの視角から日本女性就業現状の背景を検討してみる。さらに、日本女性に対する意識の変化を通して、現代日本女性就業はどんな状況にあるか、現行の社会政策は女性就業にどんな効果があるかについて考察してみる。最後に、日本女性の就業状況から、これから二人目の子を迎える中国女性就業の未来に参考になるところを探ってみる。

キーワード　現代;日本女性;就職;特徴