日本人の孤独感についてー『ひとりぐらしも5年め』を中心に[日语论文]

要旨

高木直子の漫画「ひとりぐらしも5年め」は、たかぎ・なおこが自分自身をモデルとしたエッセイ漫画である。主人公は、わびしさとお気楽さが入り混じった、一人暮らし5年生である。この漫画では、主人公の孤独な日常生活が感じられる。孤独感は一般的な感情の一つであるが、悪い感情であると思われている。しかし、悪い感情だけでなくいい部分もあると思う。本論文で孤独感について言及する前に、まず、孤独感とは何かを検討しておく必要がある。孤独感の成因は複雑だと考えられる。日本人の孤独感は日本の伝統的な文化や自然環境が影響した結果だと思われる。日本の国民性は日本人の価値観や行動方式に制約される傾向がある。普通の孤独感がたいしたことですけど、もし孤独感が強すぎると、日常生活に影響を与えると思われる。例えば、仕事するやる気が下がる。さらに、今は孤独感が原因で、「無縁社会」や「孤独死」や「引きこもり」などの社会問題がどんどん生まれた。そのため孤独感によって引き起こされた現象を論じる。「孤独感」は21世紀に入ってから新たな社会問題として社会から注目を集め、各地で支援団体が活発に活動するようにになり、それに牽引されるようにして政府も支援体制を整えてきた。結論として、孤独感に対して自分ができることはポジティブな態度を持つことであると結論づける。

キーワード　孤独感; ひきこもり; 無縁社会; 孤独死