市民意識からみる日本のゴミ分別_日语论文

要旨

都市化の加速化に伴い、中国で 1/3 以上の都市は「ゴミ囲城」という窮地に陥っているという。「ゴミ囲城」は中国の大部分の都市が直面せざるを得ない問題となった。近年、ますます深刻化となったゴミ問題に対して、政府は近代化ゴミ焼却施設を導入したり、焼却技術を普及したり、北京、上海を代表とする 8 都市に分別収集を行い、生活ゴミの減量化と資源化を促進したりすることに取り組んだが、あまり効果が上げられなかった。とはいえ、ゴミの分別収集は問題解決の重要な一環として、相変わらず大きな注目を集めている。

そのため、本稿はゴミ問題に苦しめた時期のあった日本のやり方を参考に、日本におけるゴミ分別の歴史を遡り、市民意識がゴミ分別制度の確立への影響を検討しながら、現在中国におけるゴミ問題の解決への示唆をまとめてみる。中国人の大学生へのアンケート調査を通して、ゴミ問題への認識度を中心に、ゴミに関する対策、特にゴミ分別収集について考察してみた。ゴミ分別意識と実際の行動の不一致、ゴミの分別回収·ゴミ処理情報の不足や法律の不備などがわかる。また、対応策としては、学校教育の中で取り扱ったり、法律を整備したりすることや各地域の実情にあわせて、市民全体の参加を目指して、個人、企業、中央·地方の各級政府と連携するシステムの構築などが考えられる。

キーワード：ゴミ分別 市民意識 行動 沼津方式 公害 教育