日本国民性中的欧美意识[日语论文]
日本国民性における欧米意識

要　　旨
日本明治時代三大基本国策の一つの「文明開化」であれ、それともさらに象徴的な意味を持つ「欧化主義」であれ、その中に含まれた欧米文化は日本社会、国民性などの面に深遠な影響を及ぼすと思われる。支配階級から一般民衆まで、彼らの日常生活と心理状態すっかり変わった――近代西洋文明を真似、崇拝する。西洋文明を吸収した文明開化は、日本国民の衣食住に大きな影響を与え、日本の近代化への道を促進することとなった。たが、西洋のものならば何でもよいという盲目的な西洋崇拝は、新たな問題を引き起こしてきた。脱亜入欧、氾濫するカタカナ語、白人コンプレックス……本論文は、以上の現象を分析し、日本国民性における欧米意識のプラス、マイナスの影響を検討してみたい。

キーワード:文明開化；欧米意識；日本国民性

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
一　欧米意識と国民性    1
1　欧化主義の概観     2
2　両方の繋がり    2
二　日本における欧米意識    2
1　文学作品から分析    2
1）『脱亜論』――福沢諭吉    2
①脱亜から入欧まで    2
②日本近代化のターニングポイント    3
2）『痴人の愛』――谷崎潤一郎    3
①西洋に憧れる譲治    3
②世相を現す作品    4
2　食文化から見る    4
1）獣肉食を禁止すること    4
2）肉食から普及した牛鍋    5
3）強兵には導入された食肉    5
3　言語から述べる    6
1）外来語を受容した歴史    5
2）急増するカタカナ語    6
4　日本における欧米意識の現状    7
三　欧米意識に影響された日本国民性    7
1　強者を崇拝する    7
2　和を貴ぶ    8
終わりに    9
謝　　辞
参考文献