从非对称看日本人的审美观[日语论文]
アシンメトリーから見る日本人の美意識

要　　旨
日本人が自然の美、生命の美、生活の美に対して、感じる視角、識別するロジックは普通の慣れる審美観念と非常に一致しない。そのなか、代表的なのは日本独特の非対称（アシンメトリー）を美にする美意識である。日本伝統芸術、建築などを詳細に観察すると、非対称の傾向がなんとなく見ることができる。縄文時代の土器、法隆寺の伽藍配置、茶室、黒織部沓型茶碗、書院造など、数えきれないものがこの点を説明する。しかし、非対称がただ美の一種の表現であり、すなわち美の心情の表れである。本当の心情美は、非対称に秘められた未完の美、不完璧の美だと考えられる。日本人の美の心境に身を置き、左右対称、完璧で一分の隙もないことが「美」と思わず、「左右対称」を故意に壊し、完全ちょっと手前の状態にとまり、余白と欠点を残すことを通じ、美の境界に達することができる。欠点と余白を作る意識が「非対称（アシンメトリー）の美意識」と呼ばれる。もし「対称」が秩序を求める心理の影響で美感の衝動、静かな構成ならば、それに対する「非対称」は継続の形成条件であり、日本人が発展しつづける精神動力であり、活力の追求するのである。それこそ、アシンメトリーからの美意識なのである。

キーワード：非対称（アシンメトリー）；美意識；欠点；発展；活力

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    １
一　非対称（アシンメトリー）の美    ２
１　日本についての美    ２
２　不完全の美――陶芸における非対称の美    ３
１）欠点を愛でる美――成熟した美    ３
２）歪みをつくる美――革命的な美    ４
３　発展の美――建築における非対称の美    ４
１）茶室――異質並存の美    ４
２）桂離宮――建て増し    ５
二　非対称美（アシンメトリ）の心    ５
１　自然への敬愛    ６
２　禅の真意    ７
三　非対称の美意識と世界観    ８
１　ヴァイタリティをもっている日本人    ８
２　「九分は足らず十分はこぼれる」意識と拒否の意識    ８
結論    ９
謝　　辞
参考文献