论日剧《legal high》中古美门的是非观[日语论文]
『リーガルハイ』の主人公古美門研介の是非観について

要　　旨
ドラマの『リーガルハイ』（LEGAL HIGH）は、2012年からフジテレビ系で放送された日本のテレビドラマシリーズである。主演は堺雅人、新垣結衣などである。訴訟で一度も負けたことのない敏腕弁護士古美門研介と真面目で正義感の強い新米弁護士黛真知子の2人が繰り広げるコメディタッチの弁護士ドラマである。
本論文は日本ドラマ『リーガルハイ』の主人公古美門研介の是非観についてである。このドラマは合計11話がある。この11話の中の古美門とアシスタント黛が事件について論争を通じて、彼の是非について道徳観を探求する。古美門にとっては、正義感や被疑者の人権等というものに価値はない。自分たち弁護士は神ではないのだから、真実が何か知ることなど出来るはずもなく、依頼を完遂し勝つ事に専念すべきという信念を持ち、法律こそ人々を保護できると思っている。
人間を二分して、一部は良い人で後一部は悪い人だと思っているのは子供たちである。違う立場から意見が食い違って、ひいて訴訟をしても、人は誰でも自分の立場から自分の苦衷を訴え、自分のためにただ戦うだけである。この時誰が正しい、誰が悪いと判断する基準は道徳ではなく、人情が通じない法律である。法治は人治より優れているところは、人間と同じように感情的にならず、虚偽に迷わず、初心に基づいて確立されたということにあるのである。法律は万能ではないが、既存範囲内で判決の唯一の基準である。

キーワード：リーガルハイ　法律　是非観

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第1章  本稿の研究課題    2
1.1　研究課題    2
1.2　是非観    2
1.3  研究対象    2
1.4　先行研究    3
1.5　本論文構成について    4
1.6　予想結論    4
第2章  主人公の性格特徴及び価値観    6
2.1　古美門の性格特徴及び価値観    6
2.2　黛の性格特徴及び価値観    8
2.3　二人の性格の相互影響    9
第3章  黛と古美門の価値観の衝突    10
3.1　衝突の具体的な表現    10
3.2　古美門にとって勝訴の重要性    11
3.3　古美門と黛の是非観の相違点    11
終わりに    14
謝　　辞
参考文献