从家纹看日本人的国民性[日语论文]家紋から日本人の国民性を見る

序　　論

日本には伝統的に家紋という紋章があり、家紋の発生は、いまから約900年ほど前の平安時代後期ころにさかのぼれるようだ。
  こんなにも長く、そして深い歴史を持っている家紋は日本文化の鏡で、文化に影響され、ある時期、ある民族の心理を反映している。つまり、ある程度で、家紋の研究は民族の心理特徴を探すことである。ですから、家紋から民族の行動様式や考え方などの研究を通じて、その民族の国民性も探求できる。ある側面からその民族の自然環境、特徴的な風土、人情風俗及び美意識などを見出せると思われる。
本論文の構造は次の通りである。「はじめに」を含めて、本論は四つの部分に分けている。「はじめに」の部分においては、簡単に問題の動機を紹介して、研究の目的と意義を述べる。第一章では家紋の起源、歴史を重点として論述した。そして、家紋を分類した。第二章は家紋の役割を探究した。第三章は以上の分析を踏まえて、日本人の融合性、勤労意識、人の和、自然を追求する美意識という国民性を考察してみた。本論は家紋の研究に基づいて、家紋の文様を整理し、さらに日本人の国民性の特色を探究したいと考える。

キーワード：家紋　国民性　民族　歴史