日本非正式劳动者雇用管理研究[日语论文]日本における非正規労働者雇用管理の研究
要　　旨
本稿では、日本における非正規労働者の雇用管理について考察する。「はじめに」の部分に筆者がこの課題に着目するきっかけが書いてある。第一章に日本の非正規労働者雇用の現状について述べる。正社員と非正規の相違、日本の非正規労働者の数と発展具合を図表で説明する。第二章に企業が非正規労働者を大量に採用する原因を述べる。余剰人員を抱え込んできた日本企業は変わりつつある経営環境に直面し、終身雇用制度の限界が見えてきた。それに、情報や通信技術の発展により、単純業務も増大している。人件費の節減や労働力需要のミスマッチの解消などのメリットを前にして、企業は非正規労働者を大量に採用することに駆り出された。第三章にイトーヨーカ堂の事例や総合スーパーの共通のパターンを基に、非正規労働者の雇用管理の状況を紹介する。非正規労働者の量的基幹化と質的基幹化が進行しつつある中で、質的基幹化による問題点が出てきた。その問題点について解決法を提出する。第四章に非正規労働者雇用管理が将来に直面しなければならぬ問題を思考する。最後には筆者がこの研究を終えての感想を述べる。
キーワード
非正規労働者　雇用形態　人件費　労働需要　量的基幹化 質的基幹化
目　　次
謝　　辞    I
要　　旨    II
摘　　要    III
はじめに1
第一章　日本の非正規労働者雇用の現状1
１、非正規労働者の定義
２、日本の非正規労働者数
第二章　企業が非正規労働者を大量に採用する原因3
１、終身雇用制度の限界
２、単純業務の増大
３、非正規労働者を採用するメリット　
３－１、人件費の節減
３－２、労働力需要をマッチング
第三章　非正規労働者の雇用管理4
１、総合スーパーイトーヨーカ堂の事例
２、量的基幹化と質的基幹化
３、質的基幹化による問題点
４、解決法―中間的な雇用形態を設置
５、流動的なマネジメント
第四章　今後の課題7
１、正社員のコミットメント
２、チームで仕事する効率維持
３、ノウハウの蓄積・伝承
終わりに8
参考文献9