日本政教社の国粋主義研究[日语论文]

要旨

1888年、三宅雪嶺・志賀重昂や井上円了らは、国粋を保存する大義でもって、政教社を設立した。その提唱の国粋主義は、当時社会で、影響力がある社会思潮の一つである。その主張は日本の近代史に重要な影響を与えた。政教社の国粋主義の台頭は、日本の近代化は欧米より民族化、本土化に向かっての歴史の転換点であり、最後は日本が民族の独立を求める段階から帝国主義の侵略と拡張の段階へ変わった。

本文では「政教社」と「国粋主義」についての先行研究をまとめた上で研究課題との研究内容を紹介し、政教社国粋主義の形成、発展、レオロジー軌跡に沿って「国粋主義」と「民族主義」の関連を考察した。国粋主義は防御的民族主義から進撃的民族主義に転じたことが分かる。

国粋主義は各段階の主要な思想の特徴を基に、本研究の考察結果は以下の通りである。国粋主義は日本の民間によって自発的に形成された強い民族の利己主義性質を持つ文化の思潮である。その初期段階の文化理論では、民族主体を守る上で西洋の先進文明の成果を吸収すると主張し、健康的で積極的な要素であったが、中期になると、国粋主義の言論活動は内政に対する批判からアジアの問題の検討へと転換し、「侵略帝国主義」の傾向が明らかになり、後期になると国粋主義者は植民地主義を呼びかけ、日本民族の優越論を宣伝するようになった。これらの主張は、日本政府が提出したアジア侵略政策に文化理論上の支持を提供し、日本の近代民族主義の重要な思想の源になった。

キーワード：日本　政教社　国粋主義　民族主義