日本における女性の活躍推進について[日语论文]

要旨

日本において、女性活躍という課題をめぐる討論および各側面での対策は以前からどんどん打ち出せられてきた。しかし、最新のグローバルジェンダーギャップ指数からみると、日本は「女性の経済・政治への参画」がOECD諸国の中で非常に低いレベルにとどまっている。一方で、少子高齢化による働き手の不足は顕著的な問題になった。生産側、消費側共に人口の二分の一を占めている女性の潜在的力を活かすことはクローズアップされつつある。安倍政権はウーマノミクスを成長戦略の第三の矢として取り上げ、女性を含め一億人口が輝く世界を作り上げることに向けて、一連の政策を打ち出している。

一体、今の日本において、女性の社会進出の妨げとなった根本的な原因は何であろうか。女性の就労・雇用の実態はどうなっているのか。そして、一連の女性活躍推進の政策は顕著な効果があるのか。

以上の問題意識を持って、本稿では、先行研究の成果を踏まえ、最新のデータを取り上げ、安倍政権が登場以来の女性の労働・雇用の現状を考察し、女性の不活躍の根本的な原因を探り、政府の女子活躍推進の政策の有効性を分析した上で、長時間労働を削減することで男性の家庭事情への参画、実な企業行動で女性社員のキャリア形成を支援することを推進させることなどは女性活躍推進の有効的な対策であるという結論に導いていく。

キーワード：女性活躍 日本的雇用慣行 長時間労働