『枕草子』から表れる美意識について—服装及び飾り物を中心にして[日语论文]

要旨

『枕草子』は十一世紀ごろ平安時代書きあげられたもので、作者は平安時代有名な才女清少納言であり、日本最初の随筆である。中世の『方丈記』と『徒然草』と合わせて「日本古典文学の三つの随筆」と呼ばれている。その内容は主に「類聚的章段」、「日記的章段」そして「随想的章段」に分類される。それから、『枕草子』には三百余りの短篇がある。主な内容は、作者が宮廷に仕えていた時、宮廷生活を通じて、自ら体験した自然や世間に対する出来事の記録と感想である。

本稿は当時の装飾品や服装を手がかりにして、清少納言の美意識を研究探求してみる。まず、異なる社会階層の人々の服装の色による階級の違いを具体的に比較して、作者の階層意識を考察してみる。それに、登場人物が季節に合わせた服と自然界から色彩の名づけによって、美意識の自然観を考察する。最後、作者が装飾に対する観点から、「をかし」という美意識を探求してみる。

キーワード：清少納言　　服飾　　飾り物