中日学校体育教育の普及化についての研究[日语论文]

要旨

学校体育とは、小学校、中学校、高等学校、大学などの学校責任のもとに行なわれる体育のことを言っている。教育対象はおもに児童、生徒、学生である。

日本では、体育教育は小・中・高等学校の場合、学習指導要領が示す目標と内容に従って行っている。教育形式は正課としての教科体育と教科外のクラブ活動、体育競技などが含めている。正課以外の部分の指導はそれぞれの学校の自由にゆだねられている。中国では1986年に「義務教育法」が制定されて以来、体育コースは学校の必修教科としてほぼ位置づき、今では小学校から大学まで約２億人が54万の学校において体育授業を受けているのである。

中日でも体育教育が徐々に重視されている今日、比較方法で両国の学校体育の発展と問題を分析、研究することは中日両国の学校体育の改革や発展に必要な助言を提供できるものと考えられる。学校体育システムの重要な構成要素の一つとして、体育教育は国家の投入、国民の認知度、政策、学校の実行などにも影響している。多くの文献は教育の長期改革、外国思想での影響程度、教育制度の発展に基づいて考察を行う。

本論文は、中日学校体育の現況と教育の普及化の如何を中心にし、近年の学校体育の発展特徴を分析する。中日学校体育の体育課程、課外スポーツ活動、教員力量、体育施設の比較を行うと同時に、体育思想と文化、体育教学の目標、シラバス、方法などの分析を通じて、中日普及化の異同点への分析を行う。

中日学校体育の教育普及化から見ると、中国側のほうが多くの問題点が見られ、その解決方法などを探ることにした。本研究での成果が中国体育教育の推進に役立てればと願っている。

キーワード：学校体育　教育普及化　教育比較