伊藤潤二の『富江』シリーズのホラー要素分析[日语论文]

要旨

世界一の漫画大国として､日本の漫画の種類がさまざまであって、少女漫画、恋愛漫画、熱血漫画、ホラー漫画などに分けられている｡その中で､ホラー漫画は1990年代に興った漫画で､恐怖という概念は､画面に滲んで表現されている｡その中で、伊藤潤二は代表的なホラー漫画家として､数多くのヒット漫画を作った。その代表作『富江』シリーズが1987年から第1回の｢楳図賞｣を受賞されて以来、今になっても大人気である｡『富江』はシリーズ作品で､『富江part2』､『富江･写真』など数々の短編漫画からなっている｡このシリーズの主人公の富江は､類ない美貌を持つ少女で､殺されたとしても､身体が無限に繁殖できて､神秘的な魅力に満ちた同時に､不気味な雰囲気があふれる｡

本論は先行研究を踏まえながら､伊藤潤二の代表作やその風格を明らかにした上で､『富江』シリーズの画面やストーリーにおけるホラー要素を探って､他のホラー漫画と対照して､伊藤潤二『富江』シリーズのホラー要素の独自な特徴とその形成原因を考察しようと試みる｡

キーワード：ホラー漫画；伊藤潤二；富江；ホラー要素