島崎藤村の『破戒』から見た日本社会の部落差別問題[日语论文]

要旨：島崎藤村は日本の有名な詩人、作家である。日本近代文学史においてかなり重要な地位を占めている。『破戒』は島崎藤村の最初の長編小説として、自然主義の代表作と言われる。島崎藤村は『破戒』の中で部落問題を中心にして、初めて告白という方法で主人公の考えなどを表している。日本の部落民への差別現象は遥か昔から存在している。部落民は主流社会から敬遠され、差別され、更にはタブー視されている。本論は、『破戒』における部落差別問題という角度から、日本の当時の差別問題や現在のまだ存在している社会問題を展開しようと思う。

本論文は三つの部分に分かれている。第一章において、まず藤村について詳しく紹介した。そして『破戒』のあらすじを説明した。第二章において、明治時代の部落差別問題をめぐって説明した。まずは、部落問題の由来及びその歴史原因を紹介した。『破戒』に書かれた部落差別問題を通して、『解放令』によって、部落民の身分が法的には廃されたが、部落差別が現実社会にまだ残っているということを述べた。第三章において、現在の部落民の現状、現在も存在している様々な差別、今後の差別問題の道のりや人権尊重の意義を説明した。

その結果、この研究を通して、『破戒』における部落差別問題をより一層深く理解する。要するに、一般日本人に差別される原因と日本人権中の不平等問題を反映することができると思っている。

キーワード：島崎藤村、破戒、部落民、差別問題、解放令、人権