松本清張の『点と線』から見る日本人の利己主義[日语论文]

要旨

松本清張は1909年北九州の小倉に生まれ、日本有名の推理小説家である。 松本清張は江戸川乱歩と横溝正史とともに「日本の推理界三つのピーク」と言われた。推理小説ばかりでなく、歴史小説、時代小説、現代小説などの領域でも優れた貢献をした文学的な大家である。優秀な作品によって文化祭で様々の賞を受賞した。推理小説の中に『点と線』、『砂の器』『ゼロの焦点』が清張の代表作として世界でも有名な作品である。

その中、『点と線』は心中事件による犯人を追撃する事を述べて、東野圭吾、宮部美雪など数代の作家に影響を及ぼす古典作品である。「世界十大推理小説」と言われた。

中国では清張文化を研究した学者はほとんど推理小説の特徴と清張の文学界の地位と影響から論述したが、清張の推理小説の殺人動機と動機の背後の利己主義を研究しなかった。したがって、本論文は松本清張の『点と線』を立脚点として、清張氏の『ゼロの焦点』という優秀な作品とむすびつけていて、東野圭吾のデビュウー作『放課後』と比較で、松本清張の作品になかに表す利己主義の特色を分析しよう。それから、『点と線』『ゼロの焦点』の容疑者安田夫婦と佐知子、そして、『放課後』の泣くにも泣けず、笑うにも笑えない殺人動機を釈明を通して、日本人は矛盾を直面する時に自分自身の利益を守るために、どのように犯罪した。

本論文の研究により、次のような内容を明確した：一、利己主義ということは自分の利益を最優先にし、他人や社会全般の利益など考えようとしない「自己本位」である。二、「感情への利己主義」もある、『点と線』の安田亮子は夫との愛情を守るためにこそ、殺人事件を計画と実施した。その他、『ゼロの焦点』と『放課後』のなかにも自分の私欲への利己主義がある。

キーワード：松本清張　　推理小説　　利己主義　　点と線