牛岛春子的满洲观遍历[日语论文]牛島春子の満洲観遍歴
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牛島春子の満洲観遍歴[日语论文]

要旨

牛島春子(1913-2002)は満洲文学の代表的な女性作家である。福岡県久留米市出身。春子は満洲渡来前の1932年、日本共産党に入党し、左翼運動に参加したが、政府の側から弾圧が激化した。1936年、夫牛嶋晴男と結婚した。晴男は「満洲国」奉天省属官になり、春子もあとについて渡満した。在満中、数多くの作品を創作した。1941年、『祝といふ男』が芥川賞候補ともなった。そして、1980年8月、日中文化交流使節団の一員として、旧満洲の土地を再び訪れて、感無量である。

満洲は、春子にとって、言論自由の楽園である。自由にあふれる満洲で作家としての春子は大きな期待を持つ。春子は十年満洲滞在しており、積極的に文学の形で満洲社会を捉えている。日本には居場所がなく、この渡満は国外逃亡のような思いだったと後に回顧している。しかし、入植者の身分で、当時満洲観の一端がうかがえる。戦後、春子の認識は新たな変化が。晩年の春子は、旧満州に踏まえ、満洲観を反省し始める。満洲滞在中の戦争協力の姿勢と違い、晩年の認識には反省した態度及び平和意識

本論文は、牛島春子の満洲体験、引揚の経験、及び晩年の反省などの面から、氏の満洲観遍歴を考察してみた。

キーワード: 牛島春子、女性作家、満洲、満洲認識、遍歴

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