『日本沈没』から見る日本人の危機感[日语论文]

要旨:『日本沈没』は小松左京により創作された SF 小説である。この小説は 1973 年に光文社で出版された。同年この作品を東宝株式会社により映画に改編され、日本国内で大ヒットし、災難映画の先駆者となった。また、2006 に経済危機から抜け出してからあらためて映画に改編された。読者はこの作品にびっくりすると同時に、危機感についてもいろいろな思いをする。この危機感の初めはその独特の地理からだったが、今になって国民の思いや生活の各方面にも及び、そして民族特性になっている。本稿では、まず作品をめぐって 創作背景、あらすじ、作品の影響から論じる。それから、いくつかの典型的な場面を選び、日本人の危機感を述べる。それに、地理、資源不足、自然災害、人口圧とゆう四つの方面から危機感の生じた原因を分析する。最後に、資源と環境保護、災難対応、戦争の起こりに分けて危機感の影響を論じる。

キーワード:『日本沈没』；危機感；民族特性；原因；影響