德川家康和司马懿的比较[日语论文]徳川家康と司馬懿の比較
要　旨
子供の頃、光栄という会社のゲーム『三国志』、『太閤立志伝』、『信長の野望』などで遊び、日本の戦国時代に触れた。その時に、中国の三国時代と日本の戦国時代は時期や地域が異なっているにもかかわらず、何か似ているところが多いと感じた。特によく似ていると思ったのが、その時代に登場した人物である。それからその時代の歴史に興味を持つようになり、いろいろな本を読んだ。三国時代の終わりに活躍した司馬懿と、戦国時代の終わりに活躍した徳川家康には似ているところが多いのではないかと感じたことが、この論文のテーマのきっかけである。
共通点や相違点の分析を通して、家康と司馬懿はどこが似ているのか、時代と地域差を超えたものを見つけたい。また二人の成功した原因から現代社会を生き抜く上で必要な能力を分析し、現代人への指針としたい。
論文の流れは、まず最初に先行研究について紹介する。徳川家康については歴史小説が有名である。また、徳川家康個人や司馬懿個人に関する研究はこれまでたくさんある。しかしこの二人を比較したものはない。
次に二人の生涯について簡単に説明する。徳川家康は、日本の戦国時代を終結させて、江戸幕府を打ち立った。一方司馬懿は三国時代を終結させて新しい晋王朝を打ち立てる基礎を固めた。新しい王朝を開いたのは孫の代ですが、司馬懿の功績は大きいである。
それから二人の共通点や相違点について分析する。これが本論文の中心である。大きな共通点は、二人とも混乱した時代を終結させて新たな時代を創始したということである。これらの共通点や相違点を通して、二人が成功した原因を探したいと考えている。
最後に二人がどのような人物であるかをまとめる。そして現代社会を生き抜く上で、彼らのどのような能力が参考になるかを分析したい。

キーワード：徳川家康、司馬懿、忍耐力、戦争の風格、国の統一