芥川龍之介『羅生門』の利己主義について[日语论文]

要旨

芥川龍之介は日本近代有名な短編小説家で、新思潮派の傑出した代表作家である。彼の作品は浪漫主義の特色があるとともに、現実主義の傾向もある。芥川は平素の生活に素材を見つけたり、考え込んだりしたからこそ、虚無の物語の中で現実をもう一度再現することができるようになった。芥川は十二年間の創作生涯という間に、200余編の優れた小説を残した。彼の小説は、題材内容も芸術の構造もすべてそれぞれ特色があった。

本稿三章に分けられる。第一章は芥川龍之介の『羅生門』を中心に、この作品の取材、モチーフ及び主人公、三つの部分から、簡単に『羅生門』を紹介する。第二章、まず『芥川の利己主義とは何か』という質問を簡単に分析して、それから、『羅生門』の代表的な場面をめぐって、主人公（下人と老婆）の心理変化と行為から、具体的な利己主義の表現を分析してみる。利己主義は人間性の中で、醜悪な根性と思われる。第三章は利己主義の善悪について分析することである。

キーワード　芥川；『羅生門』; 利己主義；善悪