『風の歌を聴け』から見る村上春樹作品の対立性[日语论文]

要旨

『風の歌を聴け』は群像新入賞作とし、1979年に群像六月号に発表された。小説は主人公としての「僕」、友人の「鼠」と「小指のない女の子」で、1970年の8月8日から8月26日までの19日間の物語を記し、「鼠三部作」の1作目である。

従来の研究によると、『風の歌を聴け』の中で色々な対立があるということが発見できる。例えば、否定と肯定の対立があり、真実と虚偽の対立があるなど。物語の流れを整理したうえ、小説の中の時間問題が発見し、生きの世界と死の世界が同時に存在するという大胆な発想を提出する。小説の十九日間の物語に着目し、図表を作り、文献や研究などと組み合わせ、自分の発想を証明する。二つ世界に同時存在する主人公「僕」の状態が死亡と生きという対立も証明する。小説に多くの対立が存在し、従来の研究によると他の小説に対立もあるため、村上春樹の作品の中に対立性があるという結論を提出する。最後に対立性がある影響も分析する。対立性があるの理由に対する分析はまだ不足であり、今後の研究で続ける必要があると考えられる。

キーワード 村上春樹；風の歌を聴け；対立性