ドラマ『ゆとりですが何か』から見るゆとり教育[日语论文]

要旨

近年、日本では、ゆとり世代が話題になっている。1977年から1981年、ゆとりのある教育を実現することを目指し、中小学校の授業の時間数を減少した。各学科の授業内容を基礎的な事項に絞った。1989年から1992年、体験的学習を充実することを目標に生活科を新設した。1998年から2002年、学生に自ら学び考える力などの「生きる力」を身に付くために、「総合的な学習時間」を新設し、ボランティア活動を重要視した。その他、授業時間を更に削減した。2008年、理数教科を中心に学習内容と授業時間を増やした。これが「ゆとり教育」の終わりで「脱ゆとり教育」の始まりである。ゆとり世代とはゆとり教育を受けていた人たちのことである。ゆとり世代について明確な定義がなく、本論文に言及するゆとり世代は1987年4月2日生まれから2004年4月1日生まれの人に該当する。

本論文では、ドラマ『ゆとりですが何か』を例として、ゆとり教育とゆとり世代について分析する。まずはゆとり教育の流れを調査し、そしてゆとり教育の実行背景や社会効果について分析し、ゆとり教育の内容は、授業時間と授業内容の削減を強調しすぎた。他の内容はマクロの考えが提起しただけで、実現性に欠けている。その内容の「総合的な学習時間」に具体的な方針を作成る必要があると総結した。

次に、ドラマの中の登場人物を列挙し、ゆとり世代の性格を以下の四つに総結した。仕事よりプライベート優先、飲み会に参加したがらないこと、スマホ依存、上司の大切さがわからないこと等々。最後に、それらの性格特徴の原因を分析し、世間で言われたゆとり世代の欠点はすべて教育のせいではないという結論に到達した。異なる教育は異なる世代を育てたが、偏見の一言で一世代を括ってはいけないという考えを伝わった。

キーワード： ゆとり世代　ゆとり教育　『ゆとりですが何か』