『天守物语』における富姫について_日语论文

要旨

日本では、主に前世紀六十年代から、泉鏡花に対する研究が日々多くなていった。泉鏡花の作品を再版し、鏡花文学を研究する著書や雑誌を出版した。『天守物語』は日本作家泉鏡花四十四歳の作品で、一九一七（大正六）年に文芸誌『新小説』に発表された戯曲であった。しかし、泉鏡花の生前には舞台化されなかった。

『天守物語』という作品において、主人公富姫はアヤカシで、姫路城の天守閣の第五重に住んでいる。義理の妹亀姫のお礼返すために、若き鷹匠姫川図書之助の鷹を取ってしまった。そして第五重を登り鷹を捜す図書と出会い、恋に落ちた。しかし、図書は播磨守に反賊と断言され、討ち手に追われた。富姫が図書を助けようとしたができなかった。二人は目が見えなくなり、最後に木彫り職人である近江之丞桃六に助けをもらって治した。

本稿は『天守物語』の主人公、富姫の見上げを分析と性格を分析し、そして噂に存在する富姫と比較する。また『天守物語』から見られる作家の泉鏡花の女性観と恋愛観を討論する。 最後に、読者に富姫を了解することができれば喜ぶと筆者が思う。

キーワード：泉鏡花；天守物語；富姫；伝説；女性観