从《人间失格》看太宰治的罪意识[日语论文]

『人間失格』から見る太宰治の罪意識

摘  要：太宰治是日本文学史上具有重要地位的小说家，与坂口安吾、石川淳等人以诙谐，幽默的写作风格并称为无赖派的代表作家。太宰治的一生经历了5次自杀，38岁时与情人殉情，结束了自己短暂的一生。但在短短的30多年的时间里，他向世人展示了无与伦比的文学才华，留下了许多脍炙人口的佳作。《人间失格》发表于1948年，连载于《展望》杂志之上，是太宰治的最后一部作品，在日本文学史上具有很重要的地位。《人间失格》是太宰治本人的自传体小说，在《人间失格》这部作品中，作者的原罪思想得到了极大的体现。

日本崇尚耻文化，因此日本人是很少有罪意识的。然而，罪意识却贯穿于太宰治的一生。本文通过《人间失格》这篇小说来解读太宰治的罪意识。主要从《人间失格》中“生而为人，对不起”的原罪、背叛之罪、罪意识的解脱方式、以及太宰治罪意识与基督教的原罪论之间的关系来剖析太宰治的罪意识、以及其罪意识产生的根源。

第一章介绍太宰治和《人间失格》的故事梗概，以及太宰治和《人间失格》主人公的关系。第二章分为“生而为人，对不起”的原罪、背叛之罪、罪意识的解脱方式，探究太宰治的罪意识。第三章探究太宰治的原罪意识与基督教的原罪之间的关系，深入探究太宰治的原罪意识产生的源头。

关键词：《人间失格》；太宰治；罪意识；基督教的原罪

要  旨: 太宰治は日本文学史上に重要な地位を持つ小説家である。諧謔的な作風で、坂口安吾、石川淳らとともに日本無頼派と称されている。太宰治の三十八年の一生で自殺を四回重ね、とうとう38歳で自分の短い一生を終えたのである。しかし、わずか30年余りの間に、太宰治はすばらしい文学の才能で数数の名作を残した。1948年の『展望』の雑誌に連載された『人間失格』は、太宰治の最後の作品であり、日本文学史において重要な地位がある。『人間失格』は太宰治の自伝であり、『人間失格』において作者の原罪思想が現されている。

恥の文化を重んずる日本では、罪意識を持つ日本人が少ない。しかし、罪の意識が、太宰治の生涯を貫いたと言える。本論文は『人間失格』を通して太宰治の罪意識を検討し、主として「生まれて、すみません」の原罪、裏切りによる罪、太宰治の罪意識からの脱出を検討することによって、太宰治の罪意識の特徴を明らかにした。そして、太宰治の罪意識とキリスト教の原罪との関係を検討することによって、太宰治の罪意識を生じさせる根源を明らかにした。

第一章では太宰治、『人間失格』のあらすじ、並びに太宰治と『人間失格』の主人公との関係を検討した。第二章では「生まれて、すみません」の原罪、裏切りによる罪、太宰治の罪意識からの脱出を検討することによって、太宰治の罪意識の特徴を明らかにした。第三章では太宰治における罪意識とキリスト教の原罪の関係を検討することによって、太宰治の罪意識を生じさせる根源を明らかにした。

キーワード: 『人間失格』；太宰治；罪意識；キリスト教の原罪