《源氏物语》中紫姬的人物形象分析[日语论文]
『源氏物語』の紫姫の人物像に関する分析
要　　旨
今からおよそ千年前の平安時代中葉に、『源氏物語』という世界文化史上最も屈指の傑作が生まれた。それは主人公光源氏(以下源氏)が華麗な平安王朝を舞台に様々な女性との物語を展開している。登場人物が500人を超え、紫式部は細かい人物描写や感情表現を通じて、鮮明な性格を持って生き生きとした女性人物像が読者の心を揺さまれ、千年の輝きを失わない傑作と伝われている。一般的には恋愛小説と思われているが、歴史小説であり、また政治小説でもある。『源氏物語』は、古くは「紫の物語」、「紫のゆかり」などの名称で呼ばれたこともあり、さらに作家の通称の「紫式部」も紫の上に由来すると思われる。紫の上は源氏物語に登場する女性の中で一番長く、源氏に深く愛され、平安時代における理想的な女性を押し付けられているが、彼女の生涯の全ては決して華やかなものではなかった。
本論は先行研究を踏まえながら、まずあらすじ、背景及び登場人物という三つの方面から『源氏物語』を紹介し、次に、作者紫式部について紹介し、さらに、源氏と運命の出会い、源氏との絆及び紫の上心身の苦悩という三つの点から理想の女性紫の上の人物像を研究した。最後に、政治婚姻、一夫多妻の社会制度及び男尊女卑の封建思想という三方面から紫の上の悲しい運命の原因を分析、検討した。
キーワード：源氏物語　紫の上　平安時代　運命
目　　次
要　　旨
はじめに    1
１、『源氏物語』について    1
1.1あらすじ    1
1.2創作背景    2
1.3主な登場人物    3
２、紫式部について    4
３、理想的な女性紫の上の人物像について    4
3.1源氏と運命の出会い    5
3.2源氏との絆    5
3.3紫の上心身の苦悩    5
４、悲しい運命の原因    6
4.1政治婚姻    6
4.2一夫多妻の社会制度    7
4.3男尊女卑    8
終わりに    8
謝　　辞
参考文献