《德川家康》中的人物形象塑造研究-以人质时期的主人公为例[日语论文]
『徳川家康』における人物造形について—人質時代の主人公を例に
要　　旨
本稿は山岡荘八の『徳川家康』第二巻（獅子の座の巻）を主な研究対象とし、主人公の人物造形を探究しようとする。人質時代の徳川家康の人物像及び人物造形のテクニックを分析し、山岡荘八が創造した徳川家康像とそれまで社会一般に描かれていた徳川家康像を比較する。さらに、徳川家康の人物造形と戦後
『徳川家康』の流行の関連を当時の社会背景などから究明し、それにより日本の歴史小説の成功する経験を踏まえ、中国歴史小説の創作にいくつかの示唆を提供することが狙いである。
キーワード： 山岡荘八；徳川家康；人質時代；人物造形；時代のニーズ
目　　次
要　　旨
はじめに    1
第一章    人質時代における徳川家康の人物造形    2
1.1    徳川家康の人物像概説    2
1.2    人物造形に使われた表現手法    3
1.2.1    1容姿から    3
1.2.2    2心理から    3
1.2.3    3行動から    4
1.2.4    4関係人物から    4
第二章    時代のニーズに応じる徳川家康の人物像    5
2.1    戦前日本社会が徳川家康のイメージに対する認識    5
2.2    戦後『徳川家康』の流行    5
2.2.1    失敗から立ち上がる英雄への期待    5
2.2.2    『徳川家康』が大衆文学としての成功    5
2.2.3    経営領域における徳川家康ブーム    6
第三章    『徳川家康』の人物造形が中国歴史小説への示唆    7
3.1    主要人物のステレオタイプ化を避け、立体的に人物を造形する    7
3.2    脇役の造形を工夫し、読者の共鳴を引き起こす    7
3.3    時代のニーズに応じて人物を造形する    7
おわりに    9
参考文献
謝　　辞