从《言叶之庭》看新海诚的艺术风格[日语论文]
『言の葉の庭』から見る新海誠の芸術的特徴

要　　旨
『言葉の庭』は2013年新海誠が自由、夢への憧れを語る恋の物語である。新海誠は宮崎駿ほど有名ではないが、近年若者達に注目されてきた。新海誠の作品は文学的と古典的な雰囲気が濃く、画面が豊かで立体感が強く、隠喩とモノローグも使いこなせる。本論文は以下の点から分析していく。まずはキャラクターを分析し、主人公の性格特徴を理解する。次は映画の中に現れた日本文化要素——短歌、庭園などを論述し、そこから新海誠の作品にある豊かな古典色彩の魅力が感じられる。それから空、地下鉄、靴への隠喩の運用で、自由、夢への憧れの主題を検討する。ほかに映画の中、新海誠が光線と色彩に対する活用を分析し、新海誠が日常生活に対する観察の細やかさを感じる。最後にモノローグの多用から分析し、主人公の心の動きを深く理解する。『言の葉の庭』に対する研究を通して、映画の中に隠れている新海誠の芸術的特徴を掘り出してみる。わずかでも中国のアニメに助力したく、いつか日本に比べられる作品が出来るのが楽しみである。

キーワード: 新海誠；『言の葉の庭』；芸術的特徴；モノローグ

目　次
要　旨
1  はじめに1
2  新海誠について1
2.1  成長1
2.2  成就1
3  『言の葉の庭』について2
3.1  孤独を主題とする恋の物語2
3.2  主人公2
4  現代舞台における古典的な美しさ3
4.1  『万葉集』3
4.2  新宿御苑の庭園3
5  多彩な隠喩4
5.1  空4
5.2  地下鉄4
5.3  靴5
6  写実的な美しい映像表現5
6.1  キャラクターの「雨」5
6.2  光と影6
6.3  CG技術7
7  モノローグの多用7
7.1  モノローグの多用について7
7.2  モノローグ多用のシーン8
8  おわりに8
参考文献
謝　辞