关于夏目漱石《心》中先生的结局[日语论文]
『こころ』における「先生」の結末について

要　　旨
『こころ』は、日本近代文壇の文豪である夏目漱石後期の代表的な作品の一つである。小説の人物分析の角度から手をつけ、『こころ』における「先生」を対象し、「先生と遺書」をもとに、その前の「先生」の惨めな境遇や経験に溯り、「先生」と「叔父」、「K」、「お嬢さん」の関わりと結びつけ、「社会の外因」と「心理の内因」という二つの角度から、先生の自殺の結末を分析した。考察の焦点は「心理の内因」であった。
「先生の遺書」に言及するように、「孤独」は先生の自殺の結末に導く直接な「心理の内因」である。これによって、「不自由」、「矛盾な気質」、「ロマンチストのタイプ」、「精神の潔癖」という「先生の孤独」の四つの根源によって、先生自殺前の心理状態を全面的に分析した。最後、理論を実際と結び付け、「先生の結末」は教えられることをまとめた上、「先生」をはじめとする自殺願望がある青少年に対して、早期からの自殺予防の対策に一定の意見を提供した。

キーワード：先生；遺書；自由；孤独；精神の潔癖

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
一　『こころ』の創作背景とあらすじ    1
二　「先生」の惨めな境遇や経験    2
三　先生の自殺の結末に導く原因    2
1「環境因」という社会の外因    3
1)「時勢の推移」における社会の特徴    3
2)「時勢の推移」が先生への影響    3
2「問題を抱えやすい性格傾向」という心理の内因    4
1)精神の自由が喪失した先生の孤独    4
2)矛盾な性格を持つ先生の孤独    5
3)ロマンチストのタイプの先生の不器用な特徴    5
4)先生の自殺に導く深層心理の原因    6
四　「先生の結末」で得られた啓示    9
1 環境因―社会認識の教育、社会の理解と包容の重要性    9
2 問題を抱えやすい性格傾向―人格を育成する教育の役割    9
3 深層心理の原因―コンディションを調整する必要性    10
終わりに    10
参考文献
謝　　辞