三岛由纪夫的审美意识和思想-以《假面的告白》为中心[日语论文]
三島由紀夫の美意識と思想―『仮面の告白』を中心に

要　　旨
三島由紀夫は日本文学の代表作家の一人として、魅力溢れた作品によって、日本だけでなくヨーロッパでも名高い作家として知られている。したがって後世に三島の作品を研究する者も多い。伝統主義者と民族主義者の身分を持っているが、その作品に西洋的な特質があることも明白である。
三島は生涯民族主義を復興すべく、日本文化の「刀」、つまり激情で勇ましい面を表したいが、しかし、三島の刀は本物の日本刀ではないかもしれない。その小説に満ちている色情はヨーロッパ式な虚無主義だといえる。

キーワード：三島由紀夫；虚無主義；運命愛

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
一、哲理小説について    1
1．哲理小説と日本文学    2
2．哲理小説と三島由紀夫    2
二、日本浪漫派とニーチェから受けた影響    3
1．日本ロマン派とニーチェの絆    3
2．アボロンとディオニュソス    4
三、虚無主義の現代的病    5
1．『仮面の告白』と『天人五衰』    5
2．虚無に浸っている三島の一生    6
終わりに    7
謝　　辞
参考文献