江国香织《一闪一闪亮晶晶》中的爱与家庭[日语论文]
江国香織『きらきらひかる』から見る愛と家族

要　　旨
江國香織は日本現代有名な作家として活躍し、優秀な作品がたくさんある。この『きらきらひかる』（中国語翻訳名『一闪一闪亮晶晶』或いは『那些年，我们爱得闪闪发亮』）が彼女の代表作の一冊として、女性作家特有の繊細感情と彼女自身得意の緻密筆触で、江国香織が三人の男女――アルコール依存症の妻、ホモセクシャルの夫及び夫の恋人をめぐる都市愛情物語を描いた。三人の間に生まれた特別な愛が「きらきらひかる」、まさに書名の通りである。三人が構成した特別な家族と社会常識の家族とも違っている。江国香織は現代性のある方式で事柄を叙述するのが得意である。本書は男女主人公の二重視覚を挟んで物語を述べるゆえ、人物心理の複雑性も矛盾性も増えている。また、ストーリーもはっきりさせる。同時に、象徴的な章名を用いられている。江国香織の作品には、日本現代青年の価値観及び生存状態もうまく体現された。この研究を通して、現代日本人の心理と文化を理解することに役立つことができると考えられる。

キーワード:感情；特別な愛；特別な家族；描写方式

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
一　背景    1
１　後現代語境の女性文学    1
２　現代社会の愛情物語――同性愛    2
二　特別な愛（人物関係）    3
1　睦月と笑子    3
2　睦月と紺    3
3　笑子と紺    3
三　特別な家族    4
1　ジェンダーと性役割    4
2　恋愛、結婚、家族    5
1）恋愛    5
2）結婚    6
3）家族    7
四　現代性のある描写方式    7
1　二重視角    7
2　章名－－銀のライオンを例として    8
終わりに    8
謝　　辞
参考文献