论《白夜行》中亮司和雪穗的共犯关系[日语论文]
亮司と雪穂の共犯関係についての考察

要　　旨
東野圭吾は日本の推理小説の大家として、推理小説の代名詞と言われている。「白夜行」（集英社文庫2002.5.23）は東野圭吾の代表作の一つとして、作品自身の魅力にあふれる。
国内外では、亮司と雪穂の関係に関する研究が多いが、ほとんどは二人の愛情関係についての考察である。しかし、実は小説の中では二人の愛情関係が不明となっている。唯一の明確的な関係は犯罪関係である。
そこで、本稿では次のようにいままでと異なった視点から主人公たちの共犯関係について考察する。
解決方法としては、テキスト分析をし、他人の視点およびセリフなどを引用しながら、二人の共犯関係を考察する。
「はじめに」は東野圭吾を紹介し、各国では『白夜行』の影響について説明する。第１章では『白夜行』の内容及びその先行論文を紹介する。第２章では、法律における「共犯」と「共同正犯」の違いを説明する。第３章では亮司と雪穂の関係を考察する。
考察した結果、亮司と雪穂の共犯関係は複雑である。彼らは単純な利益関係ではなく、亮司は雪穂を守るために一方的な犠牲に基づいて、献身精神を持っている共犯関係である。

キーワード：白夜行　東野圭吾　共犯関係

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第1章　『白夜行』の内容及びその先行研究    2
1.1  『白夜行』の概要    2
1.2  先行論文の紹介    2
第2章 「共犯」と「共同正犯」    4
2.1   法律における「共犯」と「共同正犯」    4
2.2  共犯の本質    5
第3章　亮司と雪穂の共犯関係    6
3.1  同じ秘密の共有者    6
3.2　共犯関係の始まり    10
3.3.6  結論    14
終わりに    16
謝　　辞
参考文献