从夏目漱石的《心》看近代日本的自我反省[日语论文]
夏目漱石の『心』見られる近代日本の「自我反省」

要　　旨
夏目漱石は日本近代文学界の大手であり、『こころ』は彼後期の人の心理を究明する作品である。当時は明治時代から大正時代に転換し、東西文化が衝突する時期である。当時は明治時代から大正時代に転換し、東西文化が衝突する時期である。日本は資本主義社会に入ったとはいっても、封建社会の色合いはなお濃厚に残っている。そんな時代の人は小説の主人公「ｋ」のように、混乱して、苦しんでいる。
本来封建社会の禁欲主義と西洋化の個人主義のバランス、立身出世の個人意識と個人よりも国家を優先する国家意識のバランス、それらのバランスをとるのは当時重要な課題である。つまり、資本主義と封建主義というのが当時の一つの矛盾であった。人々は如何にして封建社会から脱出し、如何にして自我意識を目覚ますのかが課題であった。
本論文は三つの部分から成り立てる。
第一章は夏目漱石と『こころ』を紹介し、この作品の内容と作者の創作動機を展開する。夏目漱石自身の成長背景と当時社会的な環境は作品作成の功労者で、創作動機になった。
第二章は主に『こころ』から見られる｢明治精神｣を論じる。本章はおもに｢明治精神｣の定義を究明したい。「明治精神」は当時全般西洋化のゆえ日本人の矛盾で混乱だとも言える精神状態だと言える。
第三章は『こころ』に見られる「自我反省」の内容と意義を述べる。
本論文は『こころ』を材料に近代日本の「自我反省」の原因、内容、過程を展開する。社会は絶えなく発展していき、新思潮は伝わってきった。新旧のぶつかりの隙間に生存するには、国家にしても、私たち自身にしても、自分を内省し、自分の悪と良心を見つめ、自分自身で考え行動すべきである。それで「自我本位」の本当の意味をよく理解し、「則天去私」の境地に到達する。

キーワード：こころ  明治精神　自我反省　個人主義  自我本位

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第1章 夏目漱石と『こころ』    1
第2章　『こころ』と｢明治精神｣    3
第3章　『こころ』に見られる「自我反省」    6
おわりに    8
参考文献    10
謝　　辞