《金色夜叉》中的女性形象-以主人公宫为中心[日语论文]
『金色夜叉』における女性の形象－宮を中心に

要　　旨
尾崎紅葉は日本近代の代表作家であり、山田美妙、石橋思案、丸岡九華らとともに硯友社を結成し、回覧雑誌『我楽多文庫』を発刊した。明治28年に『読売新聞』で連載した『金色夜叉』が欧化主義に批判し、新時代の風俗を巧みさに描写して、大人気作となった。この作品は紅葉の死により未完のままに終わったが、近代日本の歴史の中で、最初にベストセラー小説としてその名を不朽のものとしている。この作品についてはいろいろな方面から大衆の中に入って、社会の各層に浸潤し続けた。『金色夜叉』ば実に当時社会の活写真として見るべきものである。
本論文では、主人公宮の形象についての分析を通じて、明治時代の女性の形象と原因を探求し、そして明治という時代を探ってみる。
本論文はおおきく四つの部分から構成されている。
第一章は尾崎紅葉と『金色夜叉』のあらすじについて紹介し、第二章は『金色夜叉』の成功及び理由を分析する。
第三章は小説の場面描写を通じて主人公宮の金銭観と愛情観及び宮のモデルに対する分析から宮という明治時代の女性の形象を探ってみる。
第四章は宮についての謎と彼女の形象の形成原因を分析し、明治という特別な時代を探ってみる。
キーワード：尾崎紅葉  金色夜叉  明治時代　女性形象

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第一章    尾崎紅葉と『金色夜叉』のあらすじ    2
1.1　尾崎紅葉    2
1.2　｢金色夜叉」のあらすじ    2
第二章 『金色夜叉』の成功とその理由    3
2.1　「金色夜叉」の成功    3
2.2　「金色夜叉」の成功の理由    4
第三章  宮形象についての表れ    5
3.1　宮の金銭観    5
3.2　宮の愛情観    6
3.3　宮のモデル    7
第四章　宮の形象の形成原因    8
4.1　宮についての謎    8
4.2　宮の形象の社会原因    9
おわりに    10
参考文献    11
謝　　辞