芥川龙之介的《河童》中的审丑意识[日语论文]
芥川龍之介の『河童』から見る醜意識

要　　旨
芥川龍之介は日本大正時代の小説家である。13年の文学作品を生涯に、148冊の短編小説を書いた。その中で、『河童』は1927年2月に発表された短篇小説であり、芥川龍之介最晩年の代表作である。この時期の芥川は神経衰弱が進み、そのほかにも体中を病に侵された状態であった。『河童』はほかと異なっている作品だと言われる。当時の日本社会、あるいは人間社会を痛烈に風刺、批判した。『河童』という作品により、芥川龍之介は自分自身の姿を描き、厭世的傾向を表した。したがって、本論文では、主に芥川の作品『河童』から、彼の醜意識を考察してみた。
第一章は夏目漱石と『こころ』のあらすじについて紹介する。
第二章は芥川の醜意識をもつ小説の世界を探ると同時に、彼の小説に現れた醜意識を見出してみる。
第三章は芥川龍之介の醜意識が現れる原因を分析する。
キーワード：芥川龍之介 醜意識　河童　原因

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第一章 芥川龍之介と「河童」のあらすじ    2
1.1　芥川龍之介    2
1.2　「河童」のあらすじ    3
第二章　河童国の人間像から見た芥川龍之介の醜意識    4
2.1　漁師バッグ    4
2.2　資本家ゲエル    4
2.3　詩人トック    5
2.4　音楽家クラバック    6
第三章　芥川龍之介の醜意識の形成原因    7
3.1　家族からの影響    7
3.2　社会背景からの影響    8
3.3　芸術への不安    9
おわりに    10
参考文献    11
謝　　辞