芥川龙之介《罗生门》中的利己主义[日语论文]
芥川龍之介の『羅生門』における利己主義

要　　旨
芥川龍之介は日本近代理知主義の代表作家であり、日本の大正期の代表小説家である。彼は歴史文化と古典文化に対して造詣が深くて、主として歴史的素材をかりて機知にあふれたテーマを設定し、そこに新しい解釈を盛り込む独自の作風で注目された。短編小説『羅生門』は、『今昔物語集』の「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を基に、「太刀帯陣売魚姫語第三十一」の内容を一部に交える形で書かれたものである。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描き出し、また、作者の解釈を加えた作品として著名である。原作と比べて、登場人物は身分の転換を処理した。自分自身の経歴を参考して、利己主義について、作者は自我中心論におけるの吐き出すことは本論文で探究している。
本論文では、中心人物「下人」のエゴイズムについての分析を通して、作者の創作意図を参考して、そして作者の本心を探求する。
本論文はおおきく四つの部分から構成されている。
  第一章は作家芥川龍之介と『羅生門』のあらすじについて紹介。
第二章は、創作の背景及び創作意図を通して、芥川のエゴイズムに対するその成因。
第三章は主に作者は利己主義に対する個人的な理解と自我中心論におけるの吐き出す。
第四章はまず原作と比べて、主に登場人物の転換から、下人の心理と変化を分析して、人間ゆえのエゴイズムの問題を真正面から考える。

キーワード：芥川龍之介  羅生門　 エゴイズム  下人と盗人

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第一章 芥川龍之介と『羅生門』のあらすじ    2
1.1 芥川龍之介    2
1.2 『羅生門』のあらすじ    2
第二章 『羅生門』の背景と目的    3
2.1　『羅生門』の創作背景    3
2.2　『羅生門』の創作目的    5
第三章 『羅生門』における利己主義と自己中心論    6
3.1　利己主義とは    6
3.2  芥川の利己主義    6
3.3　自我中心論    7
第四章 『羅生門』における利己主義の表れ    8
4.1　『今昔物語集』について    8
4.2　『羅生門』か『羅城門』か    8
4.3　登場人物における比べ    9
4.4　下人における利己主義の現れ    10
おわりに    13
参考文献    14
謝　　辞