川端康成的作品中的女性美-以《雪国》作为中心[日语论文]
川端康成の作品における女性美——『雪国』を中心として

要　　旨
新潟を舞台とした『雪国』は、川端文学中期の代表作であると同時に、世界中から好評を得ている作品である。一国の小説が価値観・世界観が大きく異なっている世界各地の読者の間で流行っていることは一つの奇跡であると言えよう。世界中の読者に絶賛されるということは、この小説の中に文化の違いを超えて何か普遍なものが読み取れることを示唆するものであろう。
本論文では、『雪国』の美的形象を再評価することを試みる。人物のイメージと物語の筋の描写を分析することを通じて、『雪国』における女性美を討論してみよう。それに基づいて、川端康成の少女の描き方を総括する。その上、川端康成式の日本美を味わう。本論文を通じ、日本人の心理と日本文化の理解に役立つと思う。
本論文はおおきく四つの部分から構成されている。
第一章は川端康成と『雪国』のあらすじについて紹介する。
第二章は川端康成の女性観の形成要因を探ってみる。
第三章は駒子と葉子を中心に『雪国』に現れた女性美を考察する。
第四章は『雪国』に例をとして川端康成の作品の女性美を分析する。
キーワード：川端康成　雪国　女性美　駒子 葉子

目　　次
摘　　要    Ⅰ
要　　旨    Ⅱ
はじめに    1
第一章　川端康成と『雪国』のあらすじ    2
1.1 川端康成とその作品    2
1.2　『雪国』のあらすじ    2
第二章　 川端康成と女性    4
2.1孤児の根性、母体制希求    4
2.2初恋の破局    5
第三章  『雪国』に現れる女性たち    5
3.1  清潔、積極的な駒子    5
3.2 完璧、純粋な葉子    7
第四章 『雪国』から見る川端康成の作品の女性美    8
4.1  哀れと女性    8
4.2  自然美と女性美の統一    9
4.3  川端康成における二つの女性審美    11
おわりに    13
参考文献    14
謝　　辞