浅谈母亲对太宰治的影响-以《回忆》和《斜阳》为中心[日语论文]
母親が太宰治への影響について―『思ひ出』と『斜陽』を中心に―

摘　　要
孩提时代所经历过的事就算长大了也会继续影响这个人，这样的说法同样也适用于太宰治。读过太宰治《斜阳》等就会发现“母亲”在他的作品里占据着很重要的位子。
亲生母亲由于身体不好，太宰治被生下来不久便由乳母喂养，后来随着叔母一起生活，再后来交由女佣照料。这些都给太宰治带来了怎样的影响，“母亲”对于太宰治而言是怎样的存在，本论文围绕着这些疑问展开。
一直以来，无论是中国还是日本有关太宰治各方面的研究并不少，但是围绕着“母亲”的研究却不多。然而另一方面，我们知道“母亲”在太宰治文学里是一个不可忽视的存在，《回忆》里我们看到了母爱的缺乏，但是透过《斜阳》，我们可以发现太宰治对母爱的追求以及绝望。借助前人的研究，以《回忆》和《斜阳》为中心，通过分析母亲形象来论述母亲到底给予了太宰治怎样的影响。
关键词：母亲；太宰治；回忆；斜阳

要　　旨
子供の時に経験したことは大人になっても相変わらずその人に影響しつつあるとよく言われている。無論、日本の有名な作家の太宰治の場合もそうだと思う。太宰治の小説『斜陽』などを読んでみると、「母」がそれらの作品の中に重要な位置を占めていることが見られる。
実の母は体が良くなかったから、生まれて間もなく乳母に任され、その後、叔母と一緒に暮らし、またその後、女中に面倒を見られ、これらの経験は太宰治にどんな影響を与えていたか、「母」というものは太宰治にとってどのような存在であるか、疑問を持って本論文が始まった。
従来、中国でも日本でも太宰治文学に関するいろいろな面の研究が数多くあるが、「母」に基づいての研究や論文などそれほどなかった。一方、太宰治の文学に「母」は無視されることができない存在だと判明できる。太宰治の作品の『思ひ出』には「母」の愛の欠如が見える。それに対し、『斜陽』には「母」の愛への追求と絶望が見える。先行研究を踏まえながら、『思ひ出』と『斜陽』を中心にして、作品に出できた母親イメージを分析し、母親がいったい太宰治にどんな影響を与えていたかと論述してみた。。
キーワード:母親　太宰治　思ひ出　斜陽