从《人间失格》看太宰治的反抗精神[日语论文]
『人間失格』から見る太宰治の反抗意識

摘　　要
说起日本无赖派的代表作家太宰治，人们的脑海中通常会浮现出“堕落”“颓废”“孤独”“自杀”等词语。的确作者的思想和生活态度常常通过作品来表达，在太宰治的作品中，有很多的主人公是这样的性格。《人间失格》是太宰治最后的作品，太宰治在写完最终回后便自杀了。《人间失格》的男主人公在他人面前展示出的形象是幽默诙谐，但实际上却是不会在人前展示真实的自己的人。《人间失格》从表面上看似乎是虚构的，但主人公身上能够看到作者本身的印记，所以也被认为是作者太宰治的自传体小说。
《人间失格》中“失格”的原因是什么，和作者本身有什么关系，笔者通过对作者和作品的分析，认为在“失格”的行为中包含着作者本身的反抗意识。本论文在先行研究的基础上，首先对太宰治和其作品《人间失格》做简单的介绍。其次从主要登场人物的经历来进行具体的分析。最后从自身性格、家庭环境和社会环境这三个方面来分析太宰治在《人间失格》中所体现出来的反抗意识。
关键词：人间失格；太宰治；反抗意识

要　　旨
日本無頼派の代表作家太宰治と言えば、「堕落」「退廃的」「孤独」「自殺」などマイナス面の語彙がよく出てくる。確かに作品は作者の思想と生活態度の表れだとよく言われ、太宰治の作品の中で、そういう性格を持つ主人公が多い。『人間失格』は太宰治の生涯における最後の小説であり、太宰治は連載最終回の掲載直前の深夜に自殺して自分の生涯を終えた。他人の前では面白くおどけて見せるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出すことのできない男の人生を描いた『人間失格』はフィクションのように見えるが、主人公の語る過去には太宰治自身の人生を色濃く反映したと思われる部分があり、自伝的な小説とも考えられている。
『人間失格』における「失格」の原因が何か、作者と何か関わりがあるか、作者と作品の分析を通して、「失格」の中には作者の反抗意識が含まれると思われる。本論文は先行研究を踏まえながら、まず太宰治のと『人間失格』について簡単に紹介する。それから『人間失格』の主な登場人物の経歴から具体的に分析する。最後に自身性格、家庭環境と社会環境という三つの方面から『人間失格』における作者の反抗意識を分析する。
キーワード：　人間失格　太宰治　反抗意識