论太宰治的女性观-以《斜阳》为中心[日语论文]
太宰治の女性観について—『斜陽』を中心に
摘　　要
太宰治是昭和时代活跃在日本文坛的无赖派代表作家，其文学成就在日本近代文学史中作为 “昭和文学不灭的金字塔”占有极其重要的地位。代表作被人们所熟知的有《失去为人资格》和《斜阳》等作品。《斜阳》发表于处于社会激烈变革期的战后，是一部在对价值观的颠倒迷离感到困惑的人们之间产生强大共鸣的极具反响的作品。也被认为是太宰文学的集大成之作，在日本文坛评价很高。
现实生活中与众多女性持有关系的他在其文学作品中也创作出众多的女性形象。作家太宰治到底持有一种怎样的女性观，太宰治的女性观的成因是什么呢? 本论文将通过对《斜阳》中的女性形象的分析来探讨以上问题。
本论文以太宰治的代表作品《斜阳》为中心，旨在考查太宰治的女性观以及其女性观的形成原因。
本论文由前言、先行研究、本论和结论四部分组成。前言部分对本论文的研究目的，研究方法进行了阐述。先行研究就本研究课题论述了国内外最新的研究成果。本论部分，首先归纳了《斜阳》中登场的各女性形象，阐明女性形象的特征。接着以先前分析为基础，具体论述太宰治的女性观。最后分别以太宰治的人生经历和当时的社会时代背景为中心，对太宰治的女性观的成因进行了探讨。结论部分总结各章的分析，得出结论，同时明确本论文的不足与今后的研究方向。
关键词：太宰治  《斜阳》  女性形象  女性观

要　　旨
太宰治は昭和時代に日本文壇で活躍していた無頼派の代表作家であり、日本文学史で「昭和文学の不滅の金字塔」として位置づけられている。その代表作として、人々によく知られているのは『人間失格』や『斜陽』などがある。『斜陽』は社会の急激な変革期である戦後に発表され、価値観の転倒に戸惑う人々に強い共感を呼んだ反響の大きい作品である。またこれも太宰文学の集大成の作品だと認められ、文壇から高い評価を得ている。
実生活でいろいろな女性と関係を持っている彼が文学作品の中でもたくさんの女性像を作りあげた。太宰は一体どんな女性観を持っていたか、また彼の女性観の成因は何であろうかなども重要な問題になって、研究する価値があると思われる。従って、筆者は卒業論文の作成を通して、太宰治の女性観とその形成原因について『斜陽』を中心に検討してみようと思う。
本稿は太宰治の代表作品『斜陽』を中心に彼の女性観とその形成原因について考察するものである。
  本稿は「はじめに」、「先行研究」、「本論」、「おわりに」という四つの部分から構成される。「はじめに」では、本研究の目的と方法などを説明する。「先行研究」において、本研究について、国内外で最新的な研究状況を述べる。「本論」では、まず、『斜陽』に登場する女性群像をまとめ、女性像の特徴を明らかにする。そして、その分析を踏まえて、具体的に太宰治の女性観を検討する。最後、太宰の生い立ちと当時の社会時代の背景に焦点をあて、太宰治の女性観の成因を探究する。終わりの部分において、各章の分析をまとめながら、結論を出す。そして、残った問題点と今後の研究方向を明らかにする。
キーワード：太宰治　『斜陽』　女性像 　女性観