志贺直哉的女性观-以《到网走去》、《和解》、《暗夜行路》为中心[日语论文]
志賀直哉の女性観―『網走まで』、『和解』、『暗夜行路』をめぐって
摘　　要
对于要研究志贺文学的人而言，可以说有关男性的研究并不少见，而对于其女性的研究就少之又少。在众多的作品中描绘了大量女性的志贺直哉，到底体现了他怎样的女性观呢。从志贺氏的作品来看，大部分都是表达了对不幸女性的同情。然后，从白桦派提倡的“人道主义”和“人间尊重”等观念来考虑的话，很容易会下结论，认为志贺直哉持着女性是和男性对等的观念。但是，仔细分析那些作品的话，那些轻易下的结论只是观念上的东西，和他真实的思想有偏离。
再者，作为提倡“人间尊重”的白桦派作家，志贺直哉为什么会抱着那样的女性观呢。《到网走去》、《和解》和《暗夜行路》被认为是他三个创作时期的女性有关作品的代表作。通过这三个作品，分析作品中出现的女性形象，从而研究志贺直哉的女性观。
本论文的构成如下所记。
前言，整理研究的背景和问题点，明晰本论文的目的，方法和意义。
本论，首先围绕《到网走去》、《和解》和《暗夜行路》分析作品中的女性形象。然后通过对《到网走去》、《和解》和《暗夜行路》的分析，研究作家的女性观，再归纳女性观的构成。
最后，总结论文的结论。
关键词: 志贺直哉;《到网走去》;《和解》;《暗夜行路》;女性观
要　　旨
志賀文学を理解しようとする人にとっては男性についての研究が欠かせないとは言えるが、作品の中の「女性」に対する研究は多く見られない。
多くの女性を作品の中で描いた志賀直哉は、一体どんな女性観を書いたのか。志賀氏の作品から見れば、不幸な女性に対する同情を表す作品は多く見られるようである。そして、白樺派の掲げた「人道主義」や「人間尊重」などの理念から考えると、容易に女性を男性と対等的な人間と見る見方を志賀直哉が持っているとの結論に到達するが、その作品を詳しく分析してみると、それは観念上のものであり、彼の真の思考を大分ずれていることがよく分かってくる。
ところで、「人間尊重」を唱える白樺派の作家として、志賀直哉はなぜそのような女性観を抱いたのか。『網走まで』、『和解』、『暗夜行路』は彼の三つの創作時期の女性に関する代表作だと思う。この三つの作品を通して、作品に出た女性像を中心にして分析して、志賀直哉の女性観を究明するつもりだ。
本論文の構成は、下記のようである。
始め、本論文の目的と意義明らかにして、先行研究を整理する。
本論、始めは『網走まで』、『和解』、『暗夜行路』をめぐって、その作品に出た女性像を分析する。後では、『網走まで』、『和解』、『暗夜行路』この三つの作品から、作家の女性観を研究して、その女性観の仕組みを帰納する。
最後、本論の結論をまとめる。
キーワード: 志賀直哉;『網走まで』;『和解』;『暗夜行路』;女性観