中国的日语会话教学现状-以附和语为中心的日语教科书调查[日语论文]
中国における日本語会話教育の現状―あいづち観点からの日本語教科書調査
摘　　要
日语的附和语是保证会话能够顺利进行下去的重要因素。对于想提高日语会话能力的日语学习者来说，掌握日语附和语的用法是非常重要的。当下，中国的日语学习者们主要是通过模仿日语教科书中的会话例文进行会话练习的。日语教科书对日语学习者的影响力是不言而喻的。
    本论文以日语学习者常用的《新编日语》、《标准日本语》、《大家的日语》为研究对象，从会话文中抽取了附和语。从日语附和语的数量、使用率、表现形式、出现位置等方面进行了分析，得到了以下的结论。
1、使用数量最多的日语附和语是「ええ」类型的附和语。
2、种类最多的日语附和语是「その他」类型的附和语。
3、日语附和语主要出现在语法完整的句子之后。
分析数据之后，接着又进行了以下的考察。
1、中国的日语教科书中出现的日语附和语的数量不够多。
2、中国的日语教科书中使用的日语附和语，在表现形式上有较大的偏差。
3、考察了关于「はい」和「うん」的问题。
最后，在分析数据和考察教科书的疑问点之后，给日语教科书的编写和日语会话课堂提供了一下的几点意见。
1、适当地在会话文中增加日语附和语。
2、在日语教科书中增添关于日语附和语的解释说明。
3、在会话文中出现日语附和语的地方添上升降调的符号。
4、关于怎么样在日语会话课堂上教授日语附和语的知识提供了两种具体的方法。
关键词：附和语，日语教科书的编写，日语交流能力，会话文
要　　旨
日本語のあいづちは会話を円滑に進ませる重要な要素である。会話に欠かせないものである。しかしながら、普段日本語教科書に載せられる会話文やスクリプトによって会話練習する日本語学習者にとって、あいづちは簡単に習得できるものではない。日本語学習者に大きな影響力を与えている日本語教科書と、あいづちの重要性を配慮すれば、あいづちという視点から日本語教科書の会話文を分析する必要があると考えられる。
本研究では、あいづち表現という視点から、中国の多くの日本語学習者に利用されている『新編日語』、『標準日本語』、『みんなの日本語』という3種類の日本語教科書に載せられている会話文を分析した。そして、教科書を評価しながら、問題点を検討してみた。
まず、会話文からあいづちを抽出し、以下のような分析結果が得られた。
1、あいづちの数量と使用率がもっとも多かったのは「ええ系」である。
2、あいづちの表現形式がもっとも多かったのは「その他」である。
3、あいづちの出現位置はほとんど文法的完了点にある。
つぎに、分析結果から以下のような点について考察を行った。
1、日本語教科書の会話文に用いられるあいづちの数量が少ないこと。
2、日本語教科書の会話文に用いられるあいづちの表現形式に偏りがあること。
3、日本語教科書の会話文にある「はい」と「うん」の使用上の問題点。
最後に、分析結果と考察によって、日本語教科書作成と日本語会話教育現場に提言してみた。
1、日本語教科書の会話文に適切にあいづちを増やすこと。
2、日本語教科書にあいづちの説明を取り入れること
3、あいづちにイントネーションを付けること
4、日本語会話の授業でどのようにあいづちを学習者に習わせるかについての具体的な2つの方法。
キーワード：あいづち，日本語教科書作成，コミュニケーション能力の養成，会話文