潦倒白头翁的力量-谈村上春树《图书馆奇谭》[日语论文]
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潦倒白头翁的力量-谈村上春树《图书馆奇谭》[日语论文]+开题报告+文献综述
ぼけっとしている椋鳥の力-村上春樹「図書館奇譚」
要  旨
『図書館奇譚』は村上春樹が1982年に書かれた短編小説である。小説には村上春樹のほかの作品に文学的モチーフとして頻繁に現れる「羊男」や「僕」、「図書館」などが出ている。また、ムクドリという鳥も登場し、小さなムクドリが驚くほど力を出し、物語の進む大事な役となった。
「僕」の成長物語であるという当小説の先行研究の上で、そのムクドリはなぜそれほど力が出せるのか、また、主人公「僕」にとっていかなる存在なのか。  本稿は『図書館奇譚』におけるムクドリというキャラクタの性格と役割を分析する。母親を中心に、犬、老人、月の光などは「僕」の生活する環境にある権威である。羊男は今まで弱い「僕」の現れである。また、自己を主張する美少女とムクドリは実は同一人物であることから、ムクドリ(美少女)は自由を求める「僕」の潜在意識であることが明らかになった。
今までこの面に触れている先行研究はまだ少ないがため、本稿は当作品の新しい視点からの解読になるかもしれない。また、本研究を通して村上春樹の小説の特徴に関する理解を深めることができるだろう。

キーワード:村上春樹、ムクドリ主義、権威、自由

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