吉川英治《三国志》与《三国演义》的比较-曹操形象的对比[日语论文]
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吉川英治《三国志》与《三国演义》的比较-曹操形象的对比[日语毕业论文]+开题报告+文献综述
吉川英治『三国志』と『三国志演義』の比較-曹操像を中心に
要  旨
周知のように、『三国志演義』は、中国の明代に書かれて、後漢末・三国時代を舞台とする時代小説・通俗歴史小説である。読者層が広がり、後世、民族文学の代表のひとつと数えられる。
『三国志』は日本へ伝わって以来、さまざまな版本が次々に創作された。しかし、日本で『三国志』と言えば、羅貫中の『三国志演義』ではなく、「あらたな日本版の演義で」といわれている吉川英治の『三国志』である。吉川氏の『三国志』は羅貫中の『三国志演義』の翻訳ではなく、自分の解釈や創意を加えて創造したものである。曹操という人物を例にいえば、二つの作品における曹操像は大きく異なる。『三国志演義』の曹操は白塗りの極め付きの悪人である。それに対して、吉川英治が『三国志』において曹操を悪役ではなく、作品前半の主人公の一人として描き、人間味あふれる乱世の風雲児として新たな曹操像を掲示した。
本稿では、先行研究を参考にしたうえで、吉川英治の『三国志』と羅貫中の『三国志演義』を読み、比較研究の方法で曹操という人物を中心に考察し、吉川英治の曹操像に対する書き換えを研究する。そして、曹操に付与された新たな人格の魅力を感じ取り、日本でなぜ曹操が人気があるかという理由についても考えたいと思う。

キーワード:吉川英治,曹操,創意,像

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