村上春树的中国观[日语论文]村上春樹の中国観+开题报告+文献综述
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村上春树的中国观[日语毕业论文]村上春樹の中国観+开题报告+文献综述
要  旨
中日両国は一衣帯水の両国である。2009年に至り、中日の国交正常化から30数年の歳月が経った。この期間では、中日両国は積極的に両国間の友好関係を図り、政治、経済、文化などの分野における数多くの成果を挙げてきた。しかし、冷戦終結後は、中日間に多くの対立が発生し、中日関係は過去の「友好第一」と言う時代から摩擦及び対立が増加する変動期に入った。その原因を追求すれば、歴史、政治、経済、文化及び両国間の相互認識などの原因が含まれていると思われる。戦後、日本人の中国観も絶えず変化してきた。筆者は日本人の中国観への理解が両国の交流及び協力を強める上で積極的な効果を持つと思う。
日本の現代の文壇のリーダーとして広く「村上現象」を引き起こした日本の作家の村上春樹、彼の作品は世界の範囲に数多くの読者を持ち、読者にある程度の影響を与えている。村上春樹の中国観は現在の日本人の中国観の一部だけではなく、同時にある種のシンボル的な存在として見ることもできると思う。
しかし、重要な根拠とする村上春樹の小説の中の中国人のイメージについては、国内外の研究が不十分だけではなく、濃厚な個人色を持ち、客観性も足りないと言えよう。読者の村上春樹の作品に対する誤解を招く場合もあろうと思う。本稿はまさにこのような研究現状に基づき、村上春樹の小説の中の中国人のイメージに対して研究と分析を行うことを目指す。当論文は主に村上春樹の作品の中で中国人が数多く登場する『中国行きのスロウ•ボート』及び『アフタダーク』の2冊の作品について研究し、その中の中国人のイメージおよび作中の日本人の中国人に対する態度を分析し、前後2つの時期の代表作品の中の中国観及び特徴を比較した上で、村上春樹の中国観の変化を総括し、最後には筆者自分の認識と見解を提示した。
『中国行きのスロウ•ボート』という短編は村上の自画像の「僕」を通して、「自らの経験」から書いた私小説である。ここまでの「中国」は村上にとってはまだはっきりしていないものであり、また芽生えの状態にある遠い思いであると思う。それでも、村上は「中国」に対しては、やはり不思議な親切な感じを持っているのではないかと考えられる。村上はその遠い中国をもっと知りたい、もっと接触したい気持ちを持っていたのだろう。それに対して、『アフタダーク』のほうは小説としての完成度が高いと思われる。村上は創作した人物を通してよりはっきり中国への好意を表したのである。『アフタダーク』の主人公のマリは大学で中国語を専攻し、一週間後には北京に留学することになっていた。村上が中国のことをもっと知るために、前向きの一歩を踏み出したのであると思う。
筆者は、村上春樹の中国観に対する客観的な分析が、日本及び日本文化を正しく理解する上で積極的な役割を果たすことができ、中日両国の経済及び文化の交流及び両国間の相互理解を促進する上でも積極的な役割を果たすことができると思っている。

キーワード:村上春樹、中国人像、中国観

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