浅析《银河铁道之夜》中的亲情和友情-以柯贝内鲁拉的原型为例[日语论文]
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浅析《银河铁道之夜》中的亲情和友情-以柯贝内鲁拉的原型为例[日语毕业论文]+开题报告+文献综述
「銀河鉄道の夜」から見た友情と肉親の愛―カムパネルラの原型を巡り
要 旨
「銀河鉄道の夜」の初出は1934年刊行の文圃堂版全集である。未定稿のため、1973年発行された「校本宮沢賢治全集」に第三次稿が初期形として、第四次稿が最終形として掲出されている。
宮沢賢治(1896-1933)は大正から昭和にかけての詩人・童話作家でありながら、農民の困窮を哀れむ宗教家でもあった。その作品は童話と言っても、子どもからお年寄りまで年齢を問わず愛読されている。だから、宮沢賢治は、日本の文学史の中でも重要な地位にある。その短い人生では、こういう信念を貫いた。「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」。
「銀河鉄道の夜」は、四次元の銀河を背景に、賢治の死生観、宇宙観、宗教観などの思想が濃縮され、他の童話のモチーフをも孕み、賢治文学の最高峰ともいえる。銀河系にある現実空間と銀河系の外にある異空間との間を意識で自由自在に行き来できたり、神秘的な四次元の世界を体験したり、幸福とは何かという問題を提起したり、自己犠牲の意義を考えたりして、刺激に満ちた面白い銀河の旅である。
本論では、作品を読み、家族の愛と友情の視点からカムパネルラの原型は誰なのかと探しながら、妹トシ子の死と親友保阪嘉内との信仰上の乖離によって持たされた終生にわたる賢治の孤独感を味わいたいと思う。最後に、宮沢賢治はこの作品を通じて、われわれにどのようなメッセージを送りたいのかについても考えてみたい。
キーワード:宮沢賢治,「カムパネルラ」の原型,トシ子,保阪嘉内